ハッピーエンド・スーパーノヴァ
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俺たちはアンテナ少女のポテチラジオを聞きながら、駅近くの住宅街、アンテナ少女を見失った地点の線路を挟んで向かい側に到着した。
『シェリーにくちづけ』を半分くらいテキトーなハミングで歌い終えた「シャルロット」は、
『あー、喉がかわいたので、ちょっとウェルチを飲んできますね・・・』と少し放送を中断した後、再び電波を俺たちに届けた。
『もうひとつリクエストが入ってますね、ありがとー。E市の炎の引き篭もり・ヨッシーさんからのリクエストで、郷ヒロミの2億4千万の瞳、です。これもCDないので、私が歌いますね。
見つめあーうー 視線のレーザービームでー・・・』
ヨッシーがリクエストを出したという驚愕の事実よりも、アンテナ少女の舌たらずな歌声が俺の心をかき乱した。
クソッ!たまらなく可愛い!
「ディ・モールト良いタイミングだ、ヨッシー!」
ボスはポテチの袋を右に左に振り、そして左に狙いを定めて、
「こっちから電波が来てるっぽい」
と線路沿いに歩き始めた。
俺たちはアンテナ少女のポテチラジオを聞きながら、駅近くの住宅街、アンテナ少女を見失った地点の線路を挟んで向かい側に到着した。
『シェリーにくちづけ』を半分くらいテキトーなハミングで歌い終えた「シャルロット」は、
『あー、喉がかわいたので、ちょっとウェルチを飲んできますね・・・』と少し放送を中断した後、再び電波を俺たちに届けた。
『もうひとつリクエストが入ってますね、ありがとー。E市の炎の引き篭もり・ヨッシーさんからのリクエストで、郷ヒロミの2億4千万の瞳、です。これもCDないので、私が歌いますね。
見つめあーうー 視線のレーザービームでー・・・』
ヨッシーがリクエストを出したという驚愕の事実よりも、アンテナ少女の舌たらずな歌声が俺の心をかき乱した。
クソッ!たまらなく可愛い!
「ディ・モールト良いタイミングだ、ヨッシー!」
ボスはポテチの袋を右に左に振り、そして左に狙いを定めて、
「こっちから電波が来てるっぽい」
と線路沿いに歩き始めた。