ハッピーエンド・スーパーノヴァ
「あの・・・俺、ユウちゃんっすか?」

ケンちゃんは「当たり前だろ。アリちゃん、じゃボクサーみたいじゃないか。うちは探偵事務所なんだ、ボクシングジムじゃない」と言いながらコーヒーカップを手に取り、口元に運んだ。

そして次の瞬間、横を向いて口に含んだわずかなコーヒーを壁に向かって「ブーッ!」と吹きかけた。

「苦えぇぇぇッ!ヨドミッ!」

「おーっほっほっほっ!私はミルクを入れてカフェオレにします!」
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