ハッピーエンド・スーパーノヴァ
「ボス、この人バカですよ」

「しっ!この後だ」

チープな間奏が流れる中、曲とは関係ないらしい声が、小さく入っていた。

「マサルさん、でかい!でかいッス!」

それは、女性の声、もしくは幼い子供の声に聞こえた。

ボスは動画を止め、

「子供の声っぽいが、明らかにギャラマサを囃し立てている人物がいる」

「・・・みたいですね。危険な感じがしますね」

本気の犯罪でなければいいが・・・陸ダイバーが子供を連れて街中を歩いていたとしたら、行政はその子供を保護する責任が生じてしまうだろう。
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