ハッピーエンド・スーパーノヴァ
来た道を戻り、ギャラマサのベランダの洗濯物に変化が無いのを確認して、また図書館に戻ってきた。
ヨドミちゃんはまだ残ったポテチの袋のくちをバッグから取り出したヘアゴムで縛り、バッグに押し込んだ。
なぜショートカットでヘアゴムが必要?とは思ったが、面倒なのでつっこまなかった。
図書館に入ると、「ちょっとおトイレ」とヨドミちゃんが離れていく。
俺はひとり、本を探すふりをしながら来客たちを見て回った。
結局、その中に目的の人物を見つけることができず、貸し出しカウンター前の背もたれの無い四角いソファーに座り、読む気も無い日本の歴史関連の雑誌をパラパラやっているとヨドミちゃんが戻ってきた。
ヨドミちゃんは俺が持っている本を覗き見て、
「ユウちゃん、これ、マンガじゃないよ」
と眉をひそめながら小声で言った。
ヨドミちゃん、それが分からぬほど俺の目は節穴じゃない。
ヨドミちゃんはまだ残ったポテチの袋のくちをバッグから取り出したヘアゴムで縛り、バッグに押し込んだ。
なぜショートカットでヘアゴムが必要?とは思ったが、面倒なのでつっこまなかった。
図書館に入ると、「ちょっとおトイレ」とヨドミちゃんが離れていく。
俺はひとり、本を探すふりをしながら来客たちを見て回った。
結局、その中に目的の人物を見つけることができず、貸し出しカウンター前の背もたれの無い四角いソファーに座り、読む気も無い日本の歴史関連の雑誌をパラパラやっているとヨドミちゃんが戻ってきた。
ヨドミちゃんは俺が持っている本を覗き見て、
「ユウちゃん、これ、マンガじゃないよ」
と眉をひそめながら小声で言った。
ヨドミちゃん、それが分からぬほど俺の目は節穴じゃない。