ハッピーエンド・スーパーノヴァ
どう抗議したものか言葉を捜していると、ヨドミちゃんが続けて、

「ユウちゃん、お腹すかない?」

この子には会話の流れとか、言葉のキャッチボールとかはないのだろうか。

しかもさっきまで一人でポテチをバリバリ食べていたはずなのだが。

「・・・わかった。目の前の喫茶で食事しながら張り込もう」

俺は本を戻し、ヨドミちゃんを連れ立って、図書館と道を挟んで正面に建っている喫茶店に入った。

図書館の入り口が見える席につき、二人してサンドイッチとコーヒーのセットを注文する。

ほどなくして、いわゆるサンドイッチと、いわゆる、普通の濃度で淹れられた、普通のコーヒーがウェイトレスのお姉さんによって運ばれてきた。

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