ハッピーエンド・スーパーノヴァ
「なに?ケンちゃんから?」

「うん。・・・引き続き、アンテナ少女捜索よろしくってさ」

「私にはなかなかメール返さないくせに、きいッ!」

ヨドミちゃんはすぐさま自分の携帯を取り出して何か打ち始めた。

少しして、なぜか俺の携帯が鳴った。

「きいいぃッ!」ヨドミちゃんがキレ声を出す。

カウンターで、マスターとウェイトレスが「怒らせた」「怒らせましたねぇ」とヒソヒソ話をしているのが耳に入る。

「いやいや、ボスじゃないかも・・・」

俺の取り繕いもむなしく、メールはボスからで「恋愛はポタージュのようなものだ。初めの数口は熱すぎ、最後の数口は冷めすぎている。byジャンヌ・モロー」との内容だった。

ヨドミちゃんに見せると、

「私は死ぬまで激アツだっちゅーの!」とまたしてもボスにメールを打った。
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