ハッピーエンド・スーパーノヴァ
「よろしくお願いします。お電話しました、柏原義男です。ヨッシーとお呼びください」

男、柏原義男ことヨッシーは上目遣いに俺達を見つめた。

なぜ客まで乗っかってくるんだろう。世の中は俺が思っている以上にフランクなのかもしれない。

「よろしく、ヨッシー。で、依頼内容なのですが、宇宙人が目論んでいる地球侵略を阻止したい、というものでしたね?」

ボスが組んだ両手に顎を乗せながら言った。

「・・・はい。アトラクナクア星人による、地球侵略、そして人類滅亡を阻止したいのです!」

ヨッシーは思いつめたように重い調子で言い放った。


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