ハッピーエンド・スーパーノヴァ
ヨドミちゃんはすでに奥のパントリーに引っ込んでいたが、そこから、

「ごめんね・・・苦いね、すごく苦いね・・・お腹、おかしくなっちゃうね・・・」

と自問自答するような啜り泣きがここまで聞こえた。

俺の横でボスは凶暴な笑顔を作り、

「了解しました、ヨッシー。では我々で、アトラクナクア星人の地球侵略を阻止してみせますよ」

と、コーヒーには手をつけようとせず、胸ポケットから細長いタバコを取り出して煙をくゆらせた。

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