ハッピーエンド・スーパーノヴァ
「なんて宣伝したら、こういう奇抜な仕事が来るようになるんですか?」

「なぜかな。うちは別に広告とか出してないんだ。ときどき俺が街中に名刺落っことすとか、その程度でさ」

「そこはきちんと広告出しましょうよ。せめてネットだけでも・・・」

ビルに連結した駅構内を抜け反対側にでると図書館はすぐだった。

図書館は、まばらに人がはいっていた。

働いている頃、いや、今この瞬間も一応働いているのだが、会社員として作業員として決められた建物の中で働いているときには、平日の昼間に図書館を訪れる人々がいることを知らなかった。
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