ハッピーエンド・スーパーノヴァ
「あの・・・ボス?」

「ちょっと待て。蘇我入鹿がマジヤバイ・・・」

もういい。勝手に調べよう。

携帯電話をポケットから取り出しネットで検索する。

便利な世の中になった。

しかし・・・

「見つからないな」

独り言をつぶやいた俺に、

「民に利器多くして、国家ますます昏(みだ)る ・・・だな」

ついさっきまで蘇我入鹿に夢中だったはずの男が言った。
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