学園皇子はメガネ少女に夢中
「大丈夫?薫風?」
「…」
もう嫌だ
嫌だよ、なんでアタシがあんな風にされなきゃいけないの?
今日だって明らかに皇子からだったのに…
気が付いたらアタシの目から涙がポロポロと流れ出していた。
「薫風…ごめんね、怖かったね」
最近皇子は尋常じゃないくらいアタシに優しい
勘違いはしたくないよ
だけど…
「ひっ…く…こわ…かっ…た…」
アタシは2人だけの生徒会室で皇子に抱き締められながら泣いた。