学園皇子はメガネ少女に夢中


「良かった薫風…喜優先輩もかなり心配していたよ?」


「良かった…」


眼鏡を掛けたショートヘアーの男性が三神さんに近づく



顔はかなりの美形だ



皇子と美沢さんに負けていない


「あ…えっと…」


顔を真っ赤にした三神さんがすごく可愛い


両思いって羨ましいと少しだけ思う薫風であった



「なんかムカつく」


「落ち着けよ愁滋」



2人がそんな話をしてるとは全く知らない私はふと思い出す


「皇子、もうくじ引きはされたんですか?」



順番を決めるくじ引きをしなければならないのだが


「うん僕たち最後ついてるね♪」


「…ドンマイですよ副会長」

なんでトリなのよ


「それでね凄く言いにくいんですが…」


和宮先輩が苦笑いを浮かべながら口を開いた


「僕たちは一番最初なんだ…」
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