学園皇子はメガネ少女に夢中


舞台袖のカーテンをそっと開けると…


「薫風…ら、ぶ…?」

読まないで下さい三神さん
「何したらこうなるのよ…」
それ

「アタシも知りたいです」

「喫茶店だね」

言われなくても気付いてますよ…


なんといいますか…

嬉しいような

悲しいような

複雑な気持ちになります

しかし、これじゃあ


「決定ね!!薫風頑張って!!」
悪魔に見えた…


「なら、私と稀楽、貴方と愁滋どちらが勝つか勝負致しましょう?」


突然現れた声の主は


「白鳥さんに東藤くん」


白鳥百合華
シラトリ ユリカ

東藤稀楽
トウドウ キラ

カップルだ


白鳥さんと東藤くんは美男美女コンビ

白鳥さんは男はもちろん女の子からも人気も絶大で姉妹高の女子高にはファンクラブがあるらしい

東藤くんも同様に男女問わず人気がある上に2人は幼なじみで東藤くんは付き合うまでに15年も片思いをしていたとか

一途過ぎる…


とまぁ、こんな具合に最強カップルなわけで…

「百合華様!!」

目がキラキラしてるよさっきの子たち

「良いんじゃない?僕らや君たちが優勝するとは限らないしね」

「うふふ。キツイ事言うのね
まぁ、でも相手は強いほうが良いの薫風さん。本気、出してね」


白鳥さんはそう言うと東藤くんと一緒に体育館の外へと消えた。


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