学園皇子はメガネ少女に夢中
「ミシェリー一体何を企んでるの」
「アタシはシュージが好きなだけよ」
「嘘だね」
「…」
「薫風には近付くな」
「あはは」
「ミシェリー?」
「近付くな…?ふざけたことを!!」
「君は僕が憎いんだろう」
「えぇ。憎いわ…」
「だったら…」
「貴方には解らない。この世には両思いになれても添い遂げられない恋人たちが居るの」
「薫風をその中に入れるのか」
「そんなに大事なら守りなさい」
「言われなくても、そうするよ」
会長とミシェリーのこんなやりとりがあったことを誰も知らない。