中毒な彼
校門を潜って、急いで下駄箱に向かうと丁度、窪田君が上靴から下靴に履き替えている姿が見えた。
窪田君も走ってくる私に気付いて、手を振ってきた。
私もその場の雰囲気で手を振る。
「どうしたん?」
窪田君が何やら笑みを浮かべて聞いてくる。
「・・・はぁ・・・はぁ・・・今日・・・宿題やったワークを教室に忘れてきたから取りに来た。」
少し息切れしながら説明をすると同時に下靴と上靴を素早く履き替えた。
「ほんなら、俺も一緒に行くで!」
窪田君は、そう言いつつ私と同じように履き替えていく。
「えっ!?・・・ええよええよ・・・帰り。窪田君に付き合ってもらうほどの事じゃないし・・・それに忘れてきたのは私やねんし・・・」
慌てて、その考えを否定する。
「ええねん。ええねん。俺も丁度、操ちゃんに話したいことあったし、忘れもん取りに行くついでに聞いてほしいねん・・・・・かまへん?」
「・・・・えっ?」
“話したいこと”ってやっぱり大和のことやんな・・・・大和からは聞かんでええって言われてるし・・・ん〜まぁまともに聞かんかったら良いだけか・・・・
「あ〜別にええよ。」
「ほな、決まり。」
話している間に、上靴に履きかえた私は窪田君と教室へと続く階段を上りながら窪田君の話しを聞いていた。
「実は、話したいことゆうんは大和のことやねんけど・・・・」
“・・・・やっぱり”
「大和は、異常なくらい操ちゃんのことが好きやと思うねん。」
「・・・・えっ?・・・・・・そんなわけないやん。」
その言葉に少し動揺してしまった。
「本間やて。三ヶ月前やったかな・・・操ちゃんのことが好きゆうてた奴がおってな、そいつが操ちゃんの隠し撮り写真を昼休みに屋上見てたらしくて、たまたま屋上やってきた大和はそれを見て、そいつから隠し撮り写真を奪って、写真を取られたことに対して怒ったそいつに向かって、顔面を拳で殴った後、そいつに“二度とその汚い目で操を見るな。また、隠し撮りなんかしてみろ次は殺すぞ”とか言ったらしいよ。」
私は、言葉が出なかった。
声を出そうと思っていても、喉がカラカラで声がでない。
「・・・・大丈夫?」
心配そうに窪田君が顔を覗く。
窪田君も走ってくる私に気付いて、手を振ってきた。
私もその場の雰囲気で手を振る。
「どうしたん?」
窪田君が何やら笑みを浮かべて聞いてくる。
「・・・はぁ・・・はぁ・・・今日・・・宿題やったワークを教室に忘れてきたから取りに来た。」
少し息切れしながら説明をすると同時に下靴と上靴を素早く履き替えた。
「ほんなら、俺も一緒に行くで!」
窪田君は、そう言いつつ私と同じように履き替えていく。
「えっ!?・・・ええよええよ・・・帰り。窪田君に付き合ってもらうほどの事じゃないし・・・それに忘れてきたのは私やねんし・・・」
慌てて、その考えを否定する。
「ええねん。ええねん。俺も丁度、操ちゃんに話したいことあったし、忘れもん取りに行くついでに聞いてほしいねん・・・・・かまへん?」
「・・・・えっ?」
“話したいこと”ってやっぱり大和のことやんな・・・・大和からは聞かんでええって言われてるし・・・ん〜まぁまともに聞かんかったら良いだけか・・・・
「あ〜別にええよ。」
「ほな、決まり。」
話している間に、上靴に履きかえた私は窪田君と教室へと続く階段を上りながら窪田君の話しを聞いていた。
「実は、話したいことゆうんは大和のことやねんけど・・・・」
“・・・・やっぱり”
「大和は、異常なくらい操ちゃんのことが好きやと思うねん。」
「・・・・えっ?・・・・・・そんなわけないやん。」
その言葉に少し動揺してしまった。
「本間やて。三ヶ月前やったかな・・・操ちゃんのことが好きゆうてた奴がおってな、そいつが操ちゃんの隠し撮り写真を昼休みに屋上見てたらしくて、たまたま屋上やってきた大和はそれを見て、そいつから隠し撮り写真を奪って、写真を取られたことに対して怒ったそいつに向かって、顔面を拳で殴った後、そいつに“二度とその汚い目で操を見るな。また、隠し撮りなんかしてみろ次は殺すぞ”とか言ったらしいよ。」
私は、言葉が出なかった。
声を出そうと思っていても、喉がカラカラで声がでない。
「・・・・大丈夫?」
心配そうに窪田君が顔を覗く。