ココア
通路の角に見える
季節モノの緑色と
色とりどりの紙かざり
ああ、もうすぐ
七夕だったな・・・
「今年は、短冊
いっぱいじゃん」
テキスト備品を抱えたまま
堂野さんは、笹に近づく。
目を細めて短冊を読んでる。
「ふっきったねー字。」
毒を吐いてる口と
反比例する眼差しは
子供好きを物語っている
そう、このオッサンは
(↑あんま、かわらない。)
甥っ子の写真を持ち歩くほど
子供好きだ
「うわ、可愛い。
見てよ。鷹尾くん。」
クスクス笑う、オッサン。
「なんすか?」
明かに小学生の字
『どうのせんせいと
けっこんできますように。
だめだったら、
たかおせんせいで
がまんします』
・・・俺で我慢するって
なんなんだよ(T^T)
随分、上から目線じゃねーか
ま。おじょーちゃんよ。
実際のところ、あんま
お勧め、できないよ?
この、オヤジは。