追いかけて~恋の行方
タオルで汗を拭いながら、麗と二人、並んで土手に腰を降ろす。
俺は麗の作ってきた、お手製のレモネードを口にしていた。
「よかった、飲み物作ってきてて。
先輩、いっぱい走らせちゃって、ほんとすいません」
「もう、いいって。それにしても、これ、うめぇな」
「でしょ。疲れた時は、これに限りますよね」
笑顔の麗が、もう一杯どうですか? と手を差し出す。
いや、もう十分、と俺は空のカップを麗に渡し、そのまま後ろに倒れこんだ。
雲ひとつない青空。
昼近くなり、日差しもだいぷ強くなってきた。
目を閉じると、瞼に太陽の日差しが心地良い。
「先輩? ねぇ、やっぱり、あたしを彼女にしてよ」
躊躇いがちに聞こえた、麗の小さな声のあと、俺の唇に暖かい何かが触れた。
チュ、と小さな音をたてて唇が離れたあと、
「好き……」
と微かな呟きが聞こえた。
お前、それ、反則だろ?
目、開けれねぇじゃねぇか……
俺は麗の作ってきた、お手製のレモネードを口にしていた。
「よかった、飲み物作ってきてて。
先輩、いっぱい走らせちゃって、ほんとすいません」
「もう、いいって。それにしても、これ、うめぇな」
「でしょ。疲れた時は、これに限りますよね」
笑顔の麗が、もう一杯どうですか? と手を差し出す。
いや、もう十分、と俺は空のカップを麗に渡し、そのまま後ろに倒れこんだ。
雲ひとつない青空。
昼近くなり、日差しもだいぷ強くなってきた。
目を閉じると、瞼に太陽の日差しが心地良い。
「先輩? ねぇ、やっぱり、あたしを彼女にしてよ」
躊躇いがちに聞こえた、麗の小さな声のあと、俺の唇に暖かい何かが触れた。
チュ、と小さな音をたてて唇が離れたあと、
「好き……」
と微かな呟きが聞こえた。
お前、それ、反則だろ?
目、開けれねぇじゃねぇか……