追いかけて~恋の行方
◆男のプライド
「おい、敦、なにやってんだ」
渚と待ち合わせした駅前で、渚と並んで話し込む、敦を目の前に睨みつけた。
「何って、きっちり断られただけ」
敦がヘラヘラと笑って答える。
「あぁ、あれね」
「そうだよ、あれ」
まっ、どうせ俺は当て馬だからね、と敦が笑って俺の肩に手を置いた。
「で、そっちは? これからどちらへ?」
敦の奴、だいたいの事情は知ってる癖に、俺をからかうつもりだな。
余計なお世話だ、お前にゃ、関係ねぇだろ。
俺が敦と睨み合ってると、
「シノブとね、ペアリング買いにいくんだ」
隣りで渚が俺の代わりに答えやがった。
渚と待ち合わせした駅前で、渚と並んで話し込む、敦を目の前に睨みつけた。
「何って、きっちり断られただけ」
敦がヘラヘラと笑って答える。
「あぁ、あれね」
「そうだよ、あれ」
まっ、どうせ俺は当て馬だからね、と敦が笑って俺の肩に手を置いた。
「で、そっちは? これからどちらへ?」
敦の奴、だいたいの事情は知ってる癖に、俺をからかうつもりだな。
余計なお世話だ、お前にゃ、関係ねぇだろ。
俺が敦と睨み合ってると、
「シノブとね、ペアリング買いにいくんだ」
隣りで渚が俺の代わりに答えやがった。