追いかけて~恋の行方
「ほんと、今日は応援、どうもありがとうございました」
副部長、もといサブキャプテンの野村雅史が城西女子の面々に向かって深々と頭を下げた。
「ありがとうございましたっ!」
続いて、他の部員もそれに続く。
夕刻七時を少し回った頃、健全な高校生男女のファミレスでの打ち上げ会はお開きとなった。
「じゃ、次の試合のスケジュール決まったら、また連絡入れます」
野村が城西のリーダー柏木に向かって声をかけた。
「トウジョウさんにも宜しくお伝え下さいね。連絡お待ちしていますって」
そつない笑顔でそう言うと、柏木女子は、仲間に声をかけ駅に向かって歩き出した。
彼女達を個人的に送っていくほど、俺達は彼女らのことを知らない。
学校を通じて、サッカー部の応援をさせて欲しいと申し出があり、それを部として受け、その付き合いが続いているという真面目な関係。
今回のように、勝てば打ち上げという名目でこのような会を持ったりはするけれど、彼女達にしてみても、深く俺達にかかわるつもりはないらしい。
城西はお嬢様学校だからな。
家が厳しいんだろ。
わかんねぇけど。
副部長、もといサブキャプテンの野村雅史が城西女子の面々に向かって深々と頭を下げた。
「ありがとうございましたっ!」
続いて、他の部員もそれに続く。
夕刻七時を少し回った頃、健全な高校生男女のファミレスでの打ち上げ会はお開きとなった。
「じゃ、次の試合のスケジュール決まったら、また連絡入れます」
野村が城西のリーダー柏木に向かって声をかけた。
「トウジョウさんにも宜しくお伝え下さいね。連絡お待ちしていますって」
そつない笑顔でそう言うと、柏木女子は、仲間に声をかけ駅に向かって歩き出した。
彼女達を個人的に送っていくほど、俺達は彼女らのことを知らない。
学校を通じて、サッカー部の応援をさせて欲しいと申し出があり、それを部として受け、その付き合いが続いているという真面目な関係。
今回のように、勝てば打ち上げという名目でこのような会を持ったりはするけれど、彼女達にしてみても、深く俺達にかかわるつもりはないらしい。
城西はお嬢様学校だからな。
家が厳しいんだろ。
わかんねぇけど。