追いかけて~恋の行方
◆麗と敦
なんで俺、ここにいるんだ?
土曜の朝、いつものように荒川の土手方面へジョギングに出た。
走って、走って……
大橋のところで立ち止まって、もう30分が過ぎようとしている。
まぁ、ここは俺の自主トレコースだし。
確かにほぼ毎日、ここを通っているわけではあるが……
あの日、
『でもさ、お願いがあんだ。あたし、土曜の午前中、荒川の河川敷で練習してんだけどさ、できたら付き合ってもらえないかな?』
確かにそう言った、宮古麗。
練習って何だ?
そう問い続けて一週間。
『大橋のとこだからさ……』
大橋っていやぁ……ここだろ。
なにやってんだ、俺……
土曜の朝、いつものように荒川の土手方面へジョギングに出た。
走って、走って……
大橋のところで立ち止まって、もう30分が過ぎようとしている。
まぁ、ここは俺の自主トレコースだし。
確かにほぼ毎日、ここを通っているわけではあるが……
あの日、
『でもさ、お願いがあんだ。あたし、土曜の午前中、荒川の河川敷で練習してんだけどさ、できたら付き合ってもらえないかな?』
確かにそう言った、宮古麗。
練習って何だ?
そう問い続けて一週間。
『大橋のとこだからさ……』
大橋っていやぁ……ここだろ。
なにやってんだ、俺……