My fair Lady~マイフェアレディ~
お風呂で怪我を丁寧に洗った。汚れを落として、そろそろ出ようかという時に大きなバスタオルを持ってカイトが入ってきた。
「ユウ、こっち来て」
言われるままに近づくと、身体をタオルで覆われた。
「怪我、痛い?」
「曲げると少し」
体と頭を拭き終わると借りた服を着た。長袖のTシャツに半ズボン。シンプルで子供らしい服。
俺は椅子に座らせられると、カイトは救急箱を持って来た。
綿に消毒液を染み込ませると「痛むぞー」と言ってそれを俺の膝に押し付ける。
ピリッと傷が痛んだ。しかもカイトは皮を剥がすようにグリグリと押し付けるので倍は
痛い。
乾き始めていた血は綿毛を少し巻き込んで膝に数本の白い毛が付いていた。カイトはそれに気にする事なくガーゼにドロリと白い薬をつけて膝に当てた。それは沁みなかった。
だが、上手く包帯が巻けなかったようで、悪戦苦闘の末、結局リリーさんを呼んでいた。やはりかなり大雑把な性格だ。
「ユウ、こっち来て」
言われるままに近づくと、身体をタオルで覆われた。
「怪我、痛い?」
「曲げると少し」
体と頭を拭き終わると借りた服を着た。長袖のTシャツに半ズボン。シンプルで子供らしい服。
俺は椅子に座らせられると、カイトは救急箱を持って来た。
綿に消毒液を染み込ませると「痛むぞー」と言ってそれを俺の膝に押し付ける。
ピリッと傷が痛んだ。しかもカイトは皮を剥がすようにグリグリと押し付けるので倍は
痛い。
乾き始めていた血は綿毛を少し巻き込んで膝に数本の白い毛が付いていた。カイトはそれに気にする事なくガーゼにドロリと白い薬をつけて膝に当てた。それは沁みなかった。
だが、上手く包帯が巻けなかったようで、悪戦苦闘の末、結局リリーさんを呼んでいた。やはりかなり大雑把な性格だ。