My fair Lady~マイフェアレディ~
「じゃあ、連絡先を教えてちょうだい」
リリーさんの言葉に俺は少々困った。
何故ならあの家には連絡手段が無いのだ。
「あの、彼の友人に連絡してもらってもいいでしょうか?」
「いいわよ」
ネオードは実はちょっとした有名人だったりする。農業や家畜をこなす、若いリーダー。しかも美形ときた。
女性で知らないのはモグリと言える。
連絡をリリーさんに任せると俺はまたカイトの部屋に行く。
そして俺はいつしか眠ってしまった。
今日は色々と疲れてしまったのかもしれない。
カイトは何も言わずに俺に膝を貸してくれた。時々髪を撫でられて、人の気配に安心しきっていた。