My fair Lady~マイフェアレディ~
俺は頭を振って、考えるのをやめた。

俺はふと、自分の腕の中の潰れたクッションを見た。
抱き心地があまり良くない。


俺は立ち上がると、キッチンに向った。彼の後姿が見えて、呼びかけて息が詰まった。



ザクッ…ザクッ

と、切り裂く音と共に水気のある音、「ん?」と彼が振り向く。


手が、真っ赤だった…。

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