My fair Lady~マイフェアレディ~
俺はネオードに手を振って別れて、久しぶりにランに乗って家の周りを走った。

う~ん!やっぱり気持ちいい!!


俺は一時間程乗っていると、視界にネオードの家が不意に入ってきた。

俺はランを家の近くまで歩かせて下りると、手綱を手近な所で繋げてネオードの家の中に入った。



俺は、確かな証拠が欲しかったんだ。


彼の闇を掴む証拠が…。



ネオードの家の中はやたらと物が沢山ある。一見散らかっているように見えるが、整理されていても物が溢れているのだ。

彼の家は逆に物が少ない。なので必要以上に広く見える。


家の中はとても暗かった。

外はこんなにも晴れ渡っているというのに。この暗さが俺の緊張を煽る。
静かな空間。何故か忍び足になる。勝手に人の家に入ってるのだから当然なのかもしれない。
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