My fair Lady~マイフェアレディ~
俺はそこらへんの子供と違い好奇心がそれほど旺盛なわけではない。
だから、彼や地下の秘密について何か冒険的な事をしようとは思わない。どうせこれから住むんだから、いずれわかるだろう。

玄関に向って外に出る。そこには美しい緑の一面。

「うわぁ~…」

風で草がユラユラと動き、まるで夢の中のようだ。
家の近くには真っ白な椅子とテーブルがあった。反対側の隅には井戸まであるんだから、一体ここはどこだと言いたい。

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