My fair Lady~マイフェアレディ~
町につくと、車を預けて俺達はブラブラと歩き出した。
俺は彼の手に引かれるままに歩く。
そして大きなお店に入ると彼はエレベーターに乗り込んだ。もちろん俺も。
エレベーターには案内のお姉さんがいて。前にマフラーを買った時のお姉さんと同じように彼を見たら顔を赤らめてハキハキとしゃべっていた声が一変して口篭るようになってしまった。
だが、彼は気にする事はなく、二階に着くとエレベータを下りて、迷いのない足取りでスタスタと進んで行った。
そして着いた先は沢山のおもちゃと服が並んでいて、子供を連れている女の人がたくさんいた。
「うわ~…」
俺はポカンっと口を開けてその光景を見ていた。
生まれて初めてこういう所を見た。
旅の邪魔になるから玩具なんかは一切買ってもらえなかったし、服なんか旅先の親切にくれた人のお古ばっかだったから。
感動はあったが、その中に入る気はなかった。
だって子供やそのお母さん達は大きな声を出したり、押し合ったりと大変な様子に見える。
入ったら最後出られなそうだし、何より彼とはぐれてしまいそうだ。
俺はぎゅっと彼の手を握った。
俺は彼の手に引かれるままに歩く。
そして大きなお店に入ると彼はエレベーターに乗り込んだ。もちろん俺も。
エレベーターには案内のお姉さんがいて。前にマフラーを買った時のお姉さんと同じように彼を見たら顔を赤らめてハキハキとしゃべっていた声が一変して口篭るようになってしまった。
だが、彼は気にする事はなく、二階に着くとエレベータを下りて、迷いのない足取りでスタスタと進んで行った。
そして着いた先は沢山のおもちゃと服が並んでいて、子供を連れている女の人がたくさんいた。
「うわ~…」
俺はポカンっと口を開けてその光景を見ていた。
生まれて初めてこういう所を見た。
旅の邪魔になるから玩具なんかは一切買ってもらえなかったし、服なんか旅先の親切にくれた人のお古ばっかだったから。
感動はあったが、その中に入る気はなかった。
だって子供やそのお母さん達は大きな声を出したり、押し合ったりと大変な様子に見える。
入ったら最後出られなそうだし、何より彼とはぐれてしまいそうだ。
俺はぎゅっと彼の手を握った。