My fair Lady~マイフェアレディ~
ガクガクと身体が揺れる。口が塞がらない。
「どうした……?ユウ……なんだ、お漏らししちまったのか?」
クスクス笑いながら彼がカーテンをめくる。
部屋のランプの明かりが天井の光景を映し出す。
そこに映ったのは。
くくりつけられた死体だった。
頭から二本の足が生えていて。その頭蓋骨は真っ二つに割れていてピンク色のプルプルしたものがはみ出ている。
眼球は細くネトネトした糸のようなもので辛うじて垂れ下がる状態で。腹が丸く裂かれてぱっくり口を開いているかのようだ。
腸がズルズルと垂れ下がり、己の足元まで繋がっている。
胃や肝臓類は無くなっていた。
いや口の中に心臓がまるまる詰め込まれていて、そこから血がポタポタと落ちていた。
無理矢理開かされた口の端は糸で縫われている。そのせいで端だけ引きつり、にんまりと笑っているように見える。
手はなかった。足が上にあるせいで下半身も無い。
「うげぇ…ゴホッ…!!」
前に見た時はある程度腐っていて殆どミイラ状態だったからまだ平気だった。
だが、これはたった今切断されたようなものだ。
俺は胃の中のものを全て吐き出してしまった。
「あーあ、お漏らしの次は嘔吐か?まったく、しょうがないなぁ」
彼はやれやれと俺に手を延ばす。俺はバシン!と彼を払いのけた。
「どうした……?ユウ……なんだ、お漏らししちまったのか?」
クスクス笑いながら彼がカーテンをめくる。
部屋のランプの明かりが天井の光景を映し出す。
そこに映ったのは。
くくりつけられた死体だった。
頭から二本の足が生えていて。その頭蓋骨は真っ二つに割れていてピンク色のプルプルしたものがはみ出ている。
眼球は細くネトネトした糸のようなもので辛うじて垂れ下がる状態で。腹が丸く裂かれてぱっくり口を開いているかのようだ。
腸がズルズルと垂れ下がり、己の足元まで繋がっている。
胃や肝臓類は無くなっていた。
いや口の中に心臓がまるまる詰め込まれていて、そこから血がポタポタと落ちていた。
無理矢理開かされた口の端は糸で縫われている。そのせいで端だけ引きつり、にんまりと笑っているように見える。
手はなかった。足が上にあるせいで下半身も無い。
「うげぇ…ゴホッ…!!」
前に見た時はある程度腐っていて殆どミイラ状態だったからまだ平気だった。
だが、これはたった今切断されたようなものだ。
俺は胃の中のものを全て吐き出してしまった。
「あーあ、お漏らしの次は嘔吐か?まったく、しょうがないなぁ」
彼はやれやれと俺に手を延ばす。俺はバシン!と彼を払いのけた。