My fair Lady~マイフェアレディ~
ロードはそれでもよかったがレオンはとても甘えたがり。いつもいつも抱き締められるネオードたちを羨ましそうに見ていた。
「レオン、おいで」
「ロード!」
ガバリと抱き付くレオンを優しく撫でる。
ロードは決して母は嫌いではなかった。いや、寧ろ尊敬していた。
母の話はとても現実的で、理にかなっていたし、どれもロードを圧倒するような事を教えてくれる。
それにちゃんと母親らしい所もあるのだ。
「ロード」
「何だ?ママン」
ロードはロンナに呼ばれていそいそと駆け寄った。
「今日は冷えるみたいだから、これを持っていきなさい」
「でもこれはママンの掛け布団だ」
「いいのよ。ちゃんとレオンにも掛けてあげるのよ。いいわね?」
「……わかった」
「いい子ね」
ロンナはしっかりしている女だった。何より周りをよく見ていた。
威厳もあって、説得力もある。
ロンナはロードの誇りだった。
ただ、フィレネの相手をする時だけ甘ったるい顔をするロンナをどうしても受け入れられなかった。
それは自分の嫉妬なんだという事もロードはちゃんと理解していた。
だからこそ、溜息が尽きない。
そんなロードをレザートはクスクス笑って見ているだけ。
まったく食えない男である。
「レオン、おいで」
「ロード!」
ガバリと抱き付くレオンを優しく撫でる。
ロードは決して母は嫌いではなかった。いや、寧ろ尊敬していた。
母の話はとても現実的で、理にかなっていたし、どれもロードを圧倒するような事を教えてくれる。
それにちゃんと母親らしい所もあるのだ。
「ロード」
「何だ?ママン」
ロードはロンナに呼ばれていそいそと駆け寄った。
「今日は冷えるみたいだから、これを持っていきなさい」
「でもこれはママンの掛け布団だ」
「いいのよ。ちゃんとレオンにも掛けてあげるのよ。いいわね?」
「……わかった」
「いい子ね」
ロンナはしっかりしている女だった。何より周りをよく見ていた。
威厳もあって、説得力もある。
ロンナはロードの誇りだった。
ただ、フィレネの相手をする時だけ甘ったるい顔をするロンナをどうしても受け入れられなかった。
それは自分の嫉妬なんだという事もロードはちゃんと理解していた。
だからこそ、溜息が尽きない。
そんなロードをレザートはクスクス笑って見ているだけ。
まったく食えない男である。