My fair Lady~マイフェアレディ~
どんなにヤメロ!と叫んでもロードは気にもとめない。
ぐちゃぐちゃと生の肉を啜っていた。


俺は青ざめて、ロードの狂いを今更に感じていた。

どうしたらいいかわからずに……俺はただ、震える身体を押さえつけて、見ているしかなかった。


あいつは、復讐をすると言った。


最も苦しいやり方で奴らを殺す。


その頃俺は畑を持ち始めた。商売をするようになって段々と人望を集めていった。
そんなある日、あいつは俺の前から姿を消すように一人、原っぱに家を建てた。


誰もいない孤独の中で生活するようになった。

ロードは俺を『ネオ』と呼ばなくなった。


俺は自分が育てた野菜を持ってあいつの家に向う。

ロードの元へ行く理由を担いであいつに会いに行く。



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