My fair Lady~マイフェアレディ~
それから見つけたのが大きなテディベアだ。茶色の大きな熊。自分と同じサイズにびっくりだ。

それを見て俺はなんだか興奮してしまってその興奮を誰かに伝えたくなる。
もちろん、伝える相手は一人しかいない。
勢いよく振り向けば…

「………」

先程より何倍かに膨れ上がった集団。
その中心には彼が。なんだかわからないが怒りが込みあがってくる。
む~!っと口を尖らせると、思いきって叫んだ。

「パパーンッ!!」
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