空想学園



クラスのアバターたちは楽しそうに会話を繰り広げ、オフ会なども催そうなどと話している


一人のアドレスは、みんなに伝わり、みんなのアドレスはそれぞれの一人一人へと伝わったようだ



私だけが『友情』を放棄した




バカみたい・・・


画面にうつる必死な姿に私は悲しみを込めて言い放った

別に強く望んでなんかいないのに、ただ当たり前の適度な愛がほしかった



友達でもなければ、全くの他人でもない
私に寂しい思いをさせず、鬱陶しくもない人間がほしかった
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