空想学園
その高級な椅子に座ると、当たり前のようにパソコンの右下にある一番大きなスイッチをおして、電源をいれた
パソコンに写る私はまだ眠たそうにしていた
髪はボサボサのままに、何日も着ているパジャマがシワシワだ
はぁ・・・
中学二年の時から一年間こうして引きこもりを続けているわたし
別に学校が特別苦手なわけじゃなかった
ただ、毎日がつまらなく、友達関係なども面倒くさくて・・・
そして全てを放棄してこの部屋に閉じこもり、鍵をかけた
あーあ、今頃クラスメイトたちは楽しく日々を過ごしているのだろうか