図書室の彼にはご用心?!




「お前、動きが変。」




そう言って、クスクスと片手で腹を抱えて笑う。




あれ?これは怒ってない・・・?




「あのー・・・?」




アイツが笑いを含んだ目を向ける。




「・・・なに?」




「あ、いや、何でもないです!」




しまった、
こんなの反則
笑顔が可愛いなんて・・・




見惚れてしまいそうになって、ふるふると首を振る。




「お前、名前何?」




アイツが偉そうに聞く。




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