図書室の彼にはご用心?!
お詫び・・・?
そう来たか・・・
・・・慰謝料とかってこと?!
今月、お小遣い残り少ないのに・・・!!
「あの・・・残念ながら、お金持ってません・・・」
自分の財布事情を考えて空しくなりながら、返す。
「は?金とか欲しくないけど?」
はい?
「じゃ・・・何をせろと?」
「あー、何にすっかな・・・」
こいつ、考えてないんかい!!
心でつっこみを飛ばす。
もちろん声になんか出せないけど。
「あ・・・、いいこと考えた。」
右手を顎に当てて考えていたアイツは、どきりとするくらい、ニヤリと妖艶に笑った。