図書室の彼にはご用心?!
「くるみ、俺のパシリやれ。」
はいい?!
「パシリ?!やだ!遠慮する!!だいたい、あんたが変なことするからでしょ?!」
とっさに大声で拒否する。
「ふーん?くるみ、俺にいろいろ言える立場だったわけ?」
アイツが自分の顔を指しながら言う。あの魅力する笑顔で。
「う・・・」
そこを点かれると痛い・・・
頭の中、ぐるぐるしてきた
パシリしたくない・・・
でも、他に出せる物とか持ってないし・・・
てか、財布空だし・・・
「・・・分かった。パシリします・・・」
ガクーンと首を落として答えた。
アイツの気配がふっとして、顔を上げる。
アイツは私の顎に右手をかけて、ぐい、と上を向かせた。