図書室の彼にはご用心?!
「あ?何、金魚の真似?、てか重い。」
重い・・・?
え?・・・あぁっ!!
「ご、ごめんなさい!」
暁先輩の上に乗っかってる事を早々と忘れてた私は、ぴょんっと立ち上がる。
暁先輩はゆっくりとソファーから、身体を起こす。
「えと、暁・・・先輩・・・?」
全身から怒りオーラが出ている気がして、こそっと声をかけた。
「くるみ。」
暁先輩はにっこりと笑って、立っている私に手を差し出した。
・・・暁先輩の後ろに鬼が見える・・・
私は動けないでいた。
すると暁先輩は、手を伸ばして、私の腕を掴んだ。