図書室の彼にはご用心?!
私はびっくりして、目を開けたままだ。
目の前には、暁先輩の顔。
「・・・っ、や、」
ぷはっと唇が離れて、息を吸った瞬間、また口を塞がれる。その隙に舌が咥内に入ってきた。
何これ・・・
頭くらくらする・・・
肩に本棚が当たる感触がして、後ろがもう無いことを知る。
暁先輩は私を本棚に縫い付けるようにキスをする。
「ふっ・・・、んっ、んん」
甘い声が漏れた。
暁先輩を押す手の力も抜けて、膝がガクガクしてくる。
「・・・っ、」
暁先輩の唇が離れた時は、身体中の力が抜けてしまっていた。かくんと膝が抜けそうだ。
暁先輩が、腰に回した手で支えてくれてるけれど。
「な、なに、すんの・・・」
息が切れて、上手く喋れなかった。何よりも身体に力が入んない。
「ん?ごちそうさま」
暁先輩がするりと髪に手を通して言った。
全く持って答えになっていない。