図書室の彼にはご用心?!
「いた・・・」
これ絶対アザになるよー!
痛すぎて、呻き声が漏れる。
「・・・何やってんの?」
上から降り注ぐ声にキッと睨み付けた。
少しくせっけの黒髪、高い身長に、嫌味な程足の長い、私を転ばした張本人に。
「あんたが急に変な事言うからでしょ?!」
転んだままの姿勢で目一杯怒りを込めて言う。
「俺なの?パンツ見せてたのを注意しただけなのに?」
男はしれっと言い放った。
こ・・・こいつっ!
誰だか知らんけど、ムカつく!!
「パンツ、パンツって言うな!」