<コラボ小説>偉大な緑の協力者~トリガーブラッド~
そして次の日の昼過ぎ。
アザムとベリルは紅茶とクッキーを食べている。クッキーはベリルのお手製だったりする。
「これ、おいしいよ! おじさんお菓子も作れるんだね」
その言葉に微笑むベリル。和やかな感じを作るために時間を設けた。
「明後日には此処を出られる……それでだ」
「それで?」
「アザム、お前はレイの所に行くんだ」
アザムは少し強張った表情を浮かべる。頭の中では、レイが居なければ自分が今頃どうなっていたかを理解はしている。
しかし、それまでのレイがした自分への行動、仕打ち。少年の複雑な心情が、足の上に握り締めた拳を見つめさせる。
そんなアザムを見て小さくため息を見せるベリルは、パソコンのある机へ向う。
そして小さな引き出しから小さな赤い石を取り出し、アザムの目の前に置く。
「……何、これ?」
「柘榴石……ガーネットという宝石だ。お前のペンダントに入っていた」
「え?」
アザムとベリルは紅茶とクッキーを食べている。クッキーはベリルのお手製だったりする。
「これ、おいしいよ! おじさんお菓子も作れるんだね」
その言葉に微笑むベリル。和やかな感じを作るために時間を設けた。
「明後日には此処を出られる……それでだ」
「それで?」
「アザム、お前はレイの所に行くんだ」
アザムは少し強張った表情を浮かべる。頭の中では、レイが居なければ自分が今頃どうなっていたかを理解はしている。
しかし、それまでのレイがした自分への行動、仕打ち。少年の複雑な心情が、足の上に握り締めた拳を見つめさせる。
そんなアザムを見て小さくため息を見せるベリルは、パソコンのある机へ向う。
そして小さな引き出しから小さな赤い石を取り出し、アザムの目の前に置く。
「……何、これ?」
「柘榴石……ガーネットという宝石だ。お前のペンダントに入っていた」
「え?」