<コラボ小説>偉大な緑の協力者~トリガーブラッド~
アザムは顔を上げてベリルを見た。微笑みを見せるベリル。
「これはレイが入れたものだと、私は考えているのだが?」
「あっ、ドライブの前日ペンダントを見せてくれって……」
そう、製薬会社のレストランでペンダントを見せてもらったレイは中にこの石を入れたのだ。
(今のアザムに石の意味が分らなくても、いつか“本心”を理解してもらえたらと……)
「意味は“信頼、友愛”と言う意味だ。他にもある……再会を誓う」
レイは本当は色々と覚悟をしていただろう。身代わりも求刑も、そう死というものを……
いつか本当の事を知って誤解が解ければ、“それだけで自分は救われる”と入れたのだろうとベリルは推測した。
「レイは明後日の朝にはFBIに解放されるだろう。そして、ティーロが居る場所に行くだろう」
「……」
「まあ、お前は自分自身で、明後日の朝までに答えを出すことだな……」
ベリルは無言で石を見つめるアザムに微笑みそう告げると、冷めてしまった紅茶を淹れなおす。
「これはレイが入れたものだと、私は考えているのだが?」
「あっ、ドライブの前日ペンダントを見せてくれって……」
そう、製薬会社のレストランでペンダントを見せてもらったレイは中にこの石を入れたのだ。
(今のアザムに石の意味が分らなくても、いつか“本心”を理解してもらえたらと……)
「意味は“信頼、友愛”と言う意味だ。他にもある……再会を誓う」
レイは本当は色々と覚悟をしていただろう。身代わりも求刑も、そう死というものを……
いつか本当の事を知って誤解が解ければ、“それだけで自分は救われる”と入れたのだろうとベリルは推測した。
「レイは明後日の朝にはFBIに解放されるだろう。そして、ティーロが居る場所に行くだろう」
「……」
「まあ、お前は自分自身で、明後日の朝までに答えを出すことだな……」
ベリルは無言で石を見つめるアザムに微笑みそう告げると、冷めてしまった紅茶を淹れなおす。