<コラボ小説>偉大な緑の協力者~トリガーブラッド~
広大な畑が広がる道を暫くは走った。
小さいながら商店がある町など、地図にマークされた場所に連れて行き、少しは外に出て歩き軽く観光をする。
護衛というが、観光中は少し離れた場所からガルナとザザは付いてくる。
あの二人が離れていても、十分感じ取れる異様な威圧感があるため、横に居られては町の住人にもっと怪しまれそうな雰囲気をもっている。
昼食は一度アザムが食べてみたいと言っていたハンバーガーショップに入る。ハンバーガー自体を見てみたかったようだ。
昼食時は護衛二人は向かいのレストランで食事をする。どちら側も入り口の窓に近い席で食事をするのでレイからも護衛からも様子が見える。
(社長直属だからこういうのは口には合わないってことですか……)
ため息交じりで心の中で呟くレイ。
「こんなに大きいの? 食べきれないかもしれない……」
「他の国のハンバーガーや飲み物は小さい所もあるんですけどね。この国ではこれくらいが普通ですよ」
実はレイも久しぶりにハンバーガーを食べた。
(いつからこんなもの口にする機会がなくなったのだろうな……)
「レイさん? 手が止まってるけど、おいしくないの?」
「ん? いや、おいしいよ。久しぶりだったから、懐かしいなと思っただけですよ」
心配そうなアザムにふと微笑みながら本心で話した。
「そっかー、いつもあの中のレストランだもんね。又一緒にハンバーガーとか食べに連れてってくれる?」
「いいですよ。社長の許可とお供付きでよければ又来ましょうね」
“許可とお供”と聞いて少し苦笑いを浮かべるアザム。
レイは小さく微笑みを見せながら、心の中で“一緒には来れないけど”とアザムに謝る。
そしてどう見ても、アザムが食べきれなさそうな分を手伝い完食させる。
「おなかいっぱいだよ!」
「私だってこんなに食べる事はないですって! あの二人に手伝ってもらえばよかったですね」
小さいながら商店がある町など、地図にマークされた場所に連れて行き、少しは外に出て歩き軽く観光をする。
護衛というが、観光中は少し離れた場所からガルナとザザは付いてくる。
あの二人が離れていても、十分感じ取れる異様な威圧感があるため、横に居られては町の住人にもっと怪しまれそうな雰囲気をもっている。
昼食は一度アザムが食べてみたいと言っていたハンバーガーショップに入る。ハンバーガー自体を見てみたかったようだ。
昼食時は護衛二人は向かいのレストランで食事をする。どちら側も入り口の窓に近い席で食事をするのでレイからも護衛からも様子が見える。
(社長直属だからこういうのは口には合わないってことですか……)
ため息交じりで心の中で呟くレイ。
「こんなに大きいの? 食べきれないかもしれない……」
「他の国のハンバーガーや飲み物は小さい所もあるんですけどね。この国ではこれくらいが普通ですよ」
実はレイも久しぶりにハンバーガーを食べた。
(いつからこんなもの口にする機会がなくなったのだろうな……)
「レイさん? 手が止まってるけど、おいしくないの?」
「ん? いや、おいしいよ。久しぶりだったから、懐かしいなと思っただけですよ」
心配そうなアザムにふと微笑みながら本心で話した。
「そっかー、いつもあの中のレストランだもんね。又一緒にハンバーガーとか食べに連れてってくれる?」
「いいですよ。社長の許可とお供付きでよければ又来ましょうね」
“許可とお供”と聞いて少し苦笑いを浮かべるアザム。
レイは小さく微笑みを見せながら、心の中で“一緒には来れないけど”とアザムに謝る。
そしてどう見ても、アザムが食べきれなさそうな分を手伝い完食させる。
「おなかいっぱいだよ!」
「私だってこんなに食べる事はないですって! あの二人に手伝ってもらえばよかったですね」