<コラボ小説>偉大な緑の協力者~トリガーブラッド~
偽りの行動
取引側の組織と落ち合う場所は、潰れた小さな材木加工工場。
車が道の悪い所を通り大きく揺れても、アザムは全く起きる様子が無い。先ほど飲ませたジュースの中には予め入眠剤を混入させていた。
レイでなくても、上層部や護衛の人間は今まで‘違法’な仕事をしてきている。
今回もその一つに過ぎない事としか捉えてはいないだろう。
取引相手が病院や個人であったりが普段は多い。渡す物がアンプル等の薬品だったら貰うのは金。
金を渡す事もたまにはある。その時は、実験台となる者……
今回の取引であるアザムは“異例”の部類。
三人はほぼ無言で、車を目的地に走らしている。
そして白い壁が見え、入り口らしき場所の前でザザは車を一度止める。
「この入り口の向こうです……しっかし、材木工と言うだけあって林だねぇ」
「ああ、確かに……とりあえず向ってくれ」
レイがそう言うとザザはふっと笑い、車を敷地内にゆっくり走らせる。敷地の左寄りにある目印らしき建物にすぐにたどり着いた。
車が道の悪い所を通り大きく揺れても、アザムは全く起きる様子が無い。先ほど飲ませたジュースの中には予め入眠剤を混入させていた。
レイでなくても、上層部や護衛の人間は今まで‘違法’な仕事をしてきている。
今回もその一つに過ぎない事としか捉えてはいないだろう。
取引相手が病院や個人であったりが普段は多い。渡す物がアンプル等の薬品だったら貰うのは金。
金を渡す事もたまにはある。その時は、実験台となる者……
今回の取引であるアザムは“異例”の部類。
三人はほぼ無言で、車を目的地に走らしている。
そして白い壁が見え、入り口らしき場所の前でザザは車を一度止める。
「この入り口の向こうです……しっかし、材木工と言うだけあって林だねぇ」
「ああ、確かに……とりあえず向ってくれ」
レイがそう言うとザザはふっと笑い、車を敷地内にゆっくり走らせる。敷地の左寄りにある目印らしき建物にすぐにたどり着いた。