<コラボ小説>偉大な緑の協力者~トリガーブラッド~
もう少し先に二つのエスカレーターがある。
その中央の両側の手すり部分の前に一人の警備員が立っており、レイの存在に気が付くと少し遠めであっても敬礼をする。
警備員はレイの横を付いていく子どもの存在が何となく気になった。
しかしガルナが通り過ぎるまでは敬礼を崩さずに立つ。ガルナは“選りすぐり”の社長直属の護衛の一人。
警備員は三人がエスカレーターに乗ってある程度離れた事を察知しながら少し疑問を抱く。
(ん? 中東地方子どもにも見えるが……)
三人はエスカレーターを使い三階まであがる。四階行くためには指紋照合が必要なエレベーターを使わなければいけない。
そこに上がるといくつかの客室がある。そして一番奥には角膜照合が必要な部屋がある。
「ここにアザム君の引き取り手の“製薬会社の社長”が居るんですよ」
言いながら照合地点に立つレイ。今“社長”という事実を聞かされ緊張する。それを見て小さく笑い背中を二度ポンポンと叩く。
扉は照合OKの合図が表示されると目の前の扉が開いた。
「社長、ただいま戻りました。アザム少年も一緒です」
その中央の両側の手すり部分の前に一人の警備員が立っており、レイの存在に気が付くと少し遠めであっても敬礼をする。
警備員はレイの横を付いていく子どもの存在が何となく気になった。
しかしガルナが通り過ぎるまでは敬礼を崩さずに立つ。ガルナは“選りすぐり”の社長直属の護衛の一人。
警備員は三人がエスカレーターに乗ってある程度離れた事を察知しながら少し疑問を抱く。
(ん? 中東地方子どもにも見えるが……)
三人はエスカレーターを使い三階まであがる。四階行くためには指紋照合が必要なエレベーターを使わなければいけない。
そこに上がるといくつかの客室がある。そして一番奥には角膜照合が必要な部屋がある。
「ここにアザム君の引き取り手の“製薬会社の社長”が居るんですよ」
言いながら照合地点に立つレイ。今“社長”という事実を聞かされ緊張する。それを見て小さく笑い背中を二度ポンポンと叩く。
扉は照合OKの合図が表示されると目の前の扉が開いた。
「社長、ただいま戻りました。アザム少年も一緒です」