<コラボ小説>偉大な緑の協力者~トリガーブラッド~
上げさせられる手
ベリルを見ていたアザムの顔色が変わる。
「え!? あ……」
空いた窓からベリルに銃を突きつけている人物が目に入った。しかし、声を掛けられたのは自分の方だった。
「少年、先に降りるんだ……」
アザムにも同じように銃を突きつけられていたのだ。“やっと来たか”と思っているベリルは、少年には瞳と一度の頷きで降りるように促がす。
その瞳には不思議と不安だとかは感じられない。
二人とも顔を布で覆っているが体格からして男だろう。アザムが降りたのを確認したら、ベリルも手を頭の後ろに当て車を降りる。
先に降りたアザムは一人の男に引き寄せられ、腕を後ろでひねり上げられている。
ベリルは銃口を頭に突きつけられているままだ。
「え!? あ……」
空いた窓からベリルに銃を突きつけている人物が目に入った。しかし、声を掛けられたのは自分の方だった。
「少年、先に降りるんだ……」
アザムにも同じように銃を突きつけられていたのだ。“やっと来たか”と思っているベリルは、少年には瞳と一度の頷きで降りるように促がす。
その瞳には不思議と不安だとかは感じられない。
二人とも顔を布で覆っているが体格からして男だろう。アザムが降りたのを確認したら、ベリルも手を頭の後ろに当て車を降りる。
先に降りたアザムは一人の男に引き寄せられ、腕を後ろでひねり上げられている。
ベリルは銃口を頭に突きつけられているままだ。