<コラボ小説>偉大な緑の協力者~トリガーブラッド~
次の日以降、前日より毎日確実に病状が悪化しているアザム。
初日の夕方から食べておらず吐くものが無いというのに吐き気が治まらない。
病状によっての対処法しか、この手のウイルスには方法が無い。
ベリルは、毎日の血液検査と触診で、吐き止めや鎮痛剤、点滴の種類を変えてやる。
これ以上の症状が出れば、普通の点滴は内臓に負担がかかる為使えなくなる。
その事も頭に入れておく。
ベリルが出来る事はここまでで、後は抗体の効果と、アザム自身の体力と気力にかかっている。
アザムは首からペンダントを取り出し開こうとしている。
しかし大人用のロケットペンダントとはいえ、いつもなら簡単に開けられるはずなのだが指に力が入らない。
「お、おじさん……これ」
ベリルは手渡されたペンダントを開く。そこには小さな赤い石が入っている。ベリルはその石を一度手に取る。
「それ、ボクの……本当の家族」
ベリルはそう言うアザムに瞳を細めて、開いたままアザムの見える位置に置いてやる。
そして、ベリルはその赤い石をパソコンのあるテーブルの小さな引き出しに仕舞う。
初日の夕方から食べておらず吐くものが無いというのに吐き気が治まらない。
病状によっての対処法しか、この手のウイルスには方法が無い。
ベリルは、毎日の血液検査と触診で、吐き止めや鎮痛剤、点滴の種類を変えてやる。
これ以上の症状が出れば、普通の点滴は内臓に負担がかかる為使えなくなる。
その事も頭に入れておく。
ベリルが出来る事はここまでで、後は抗体の効果と、アザム自身の体力と気力にかかっている。
アザムは首からペンダントを取り出し開こうとしている。
しかし大人用のロケットペンダントとはいえ、いつもなら簡単に開けられるはずなのだが指に力が入らない。
「お、おじさん……これ」
ベリルは手渡されたペンダントを開く。そこには小さな赤い石が入っている。ベリルはその石を一度手に取る。
「それ、ボクの……本当の家族」
ベリルはそう言うアザムに瞳を細めて、開いたままアザムの見える位置に置いてやる。
そして、ベリルはその赤い石をパソコンのあるテーブルの小さな引き出しに仕舞う。