カラダだけでも愛して
まずバイト情報がのってる雑誌をかき集めた。
それからいろんなお店のショーウインドーに貼ってある、“アルバイト募集”という紙をくまなくチェック。
そんなことを朝食も、昼食も食べずにつづけた。
だいたいいいかな?
あたしはその雑誌をもち、ファミレスに入った。
ファミレスで雑誌から高校生もOKというところを探し出す。
そんな作業をしていたら、もう空には月がのぼっていた。
時計は10時6分をさしている。。
………そろそろかな?
あたしはファミレスを出て、一度家に帰った。
そして胸元のざっくりあいた服に着替え、もう一度街へ。
だけど行く場所はさっきのような明るい場所ではない。
あたしが行くのは暗く汚い………大人の世界。