カラダだけでも愛して
あたしも………汚れるんだ。
あたしが体を強張らせていると、男がまたニヤッと笑った。
「なに?君、もしかして緊張してんの〜?」
違う………。
「大丈夫。俺がすぐ気持ちよくさせてやるからさ」
やめてよ………
男はまだ外だというのにあたしの胸元をスーッとなぞった。
体がビクンッとはねる。
そんなあたしを見てまたニヤつくと、耳元に近づいた。
「もしかして………感じちゃったぁ〜?」
嫌ぁっっっっ!!!!
口から出てこない言葉を、心の中で必死に叫ぶ。
「じゃ、もーっと感じさせてあげる。」
そういってとうとう、腕を引っ張られラブホテルの中へ………