カラダだけでも愛して

そういってあたしを優しく包んだ。



あたしも同じように腕を回し、直矢を抱きしめた。



「一緒に居て……。直矢がいないと駄目なんだよ……」



本当に涙がまた頬をつたった。



直矢のために何度涙を流しただろう。



きっと数え切れないほど。



これからは今までみたいな悲しい涙じゃないよ。



例え涙を流しても、それはあなたとの思い出。



「……愛してるよ雛。これからもずっと。」



カラダだけしか愛してもらってないと思ってた。



これからはあたしの全てを愛して……。



あたしは直矢を愛してる。



繋がりは深く、甘く。



そして愛は永久に、切なく。



あたしは永遠を信じます。



それはあなた……直矢がいるからだよ。



END