カラダだけでも愛して
@:直−naoya−
ある日俺は見つけた。
寒い中一人でベンチに座ってる女の子。
たぶん高校生。
バイト帰りの俺はなんでかわかんないけど、その女の子に声をかけてしまった。
クリスマスなのに一人で座ってる女の子。
俺は一目惚れをしたんだと思う。
「どうかしたんですか?」
その子が俺を見た。
目がおっきい童顔。
「もう夜中の2時ですよ?こんなとこにいたら風邪ひきますよ?」
その子は小さな体で、とてもたくさんのなにかを背おってるようだった。
寂しそうなその子は帰るところがないと言った。
逃げるように帰ろうとする君の腕を掴んだ。