微かにピンク色
第1章 決意
「好きだったんだ…。ずっと。俺と付き合って…くれない?」



それは突然の告白だった。
もう誰も残ってはいない、静かな教室。


今日は卒業式だった。


静かに…静かに、過ごした3年間の高校生活が幕を閉じた。


ワタシに告白をしてきた相手は密かに恋心を募らせてきた相手だった。


クラスでも人気があり、真面目で爽やかな印象を持つ彼。



その彼からの突然の愛の告白。


断る理由など、どこにもない。
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